新着情報

Information
土地を売却した際に発生する固定資産税について解説!

土地や不動産を売却しようとご検討中の方は、「どうやって売却するか」という視点だけでなく、「売却後にどのような税金が発生し、誰が負担すべきなのか」という視点も持つことで、未然にトラブルを防げるでしょう。
今回は、土地を売却した際に発生する固定資産税について解説します。
 

□土地を売却した際に発生した固定資産税の負担主とは

 
本来、土地や家などの固定資産を有している場合は所有者が「固定資産税」を納めなければなりませんが、その土地や家を売却した際は、固定資産税の負担主は誰になるのでしょうか。
結論から申しあげますと、売り主と買い主で固定資産税を分割することが一般的です。
 
原則として、土地の固定資産税の負担主は、1月1日時点での所有者にあたりますが、土地を売却した際は、売り主と買い主が話し合いをしたうえで、分割することが一般的です。
また、買い主が土地を購入する際の諸費用に固定資産税が含まれており、一括で売り主に支払う形が多いです。
 

□固定資産税の清算方法について

 
清算とは、年度途中分からの固定資産税額を買い主も支払うことで、買い主と売り主の負担を対等に取り決めることを指します。
前提として、清算とはあくまで慣例にすぎず、法律上定められているわけではありません。
そのため、買い主から清算金として固定資産税額の一部を受け取った場合は、厳密には「清算金」として扱うわけではなく、「売却価格の増加」として扱います。
 
また、「売却価格の増加」は、「譲渡所得の増加」を意味するため、精算金を受け取ることで、譲渡所得税が増加する可能性も考えられます。
そのため、清算金を受け取ることで利益が出た場合は、確定申告をして譲渡所得税を納めなければなりません。
 
「清算金を受け取れる」という視点で見ると、売却価格が増加すると嬉しく感じるかもしれませんが、「売却価格が増加することは、譲渡所得税の増加も同時に意味する」ということも事前に把握しておくことが必要です。
そのため、清算をするか否かや、譲渡所得税についての計算も含めて、売り主と買い主で話し合いをすることが大切です。
 

□まとめ

 
今回は、土地を売却する際における「固定資産税」の扱い方についてご紹介しました。
固定資産税は原則として、所有者に支払いの義務がありますが、土地を売却した際は、売り主と買い主で分割して支払うことが一般的です。
ただ、「清算金」という区分は存在しないため、清算行為を行う際は、のちの譲渡所得税について考慮することが必要です。
 
不動産売却において、清算や税金のことなど、難しい概念と接触することが多く不安を感じられている方もいらっしゃるかもしれませんが、広島市周辺で当社はお客様に寄り添ったご提案をさせていただいておりますので、ご相談等ございましたら是非お気軽にお問い合わせください。

戻る

to top